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黒田バズーカ第三弾「マイナス金利」のサプライズ効果はいかに?(2/15)

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日銀の金融政策による「マイナス金利」を導入するという発表によって上向くかと思われた日経平均ですが、2営業日という短い間上昇しただけにとどまり、その後は元通りになってしまいました。

その後の動きは、更に下値を追う形となり、日銀の追加暖和によるサプライズ効果以上に、原油安をはじめとするその他の要因(米国の利上げ観測が後退したこと)などの影響から、米ドル安が進行する値動きとなり、外部環境の悪化がマーケットの重しとなっているようです。

(日経平均 日足チャート)

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チャートのMACDを見てもわかるように、下降トレンドの力がいっそう強まる形を示しており、日経平均株式市場は下降トレンドをさらに強め一段安でした。

日経平均の値が、このように1万5千円を下回ってしまうことになるのは、2014年の10月21日を最後に約1年と4か月ぶりの出来事です。

米ドル円も同様に、2月の11日の値動きでは1ドルが110円台に突入する場面もありましたので、リスク回避の目線がよりいっそう強まっていると言えます。

日経平均チャートを見て言えることは、1月の21日につけた安値である16,017円で下げ止まることができなかった事から、このラインでダブルボトムからの反発といったシナリオはなくなってしまいました。

ボリンジャーバンドのゾーンを見ても、シグマ-3の水準まで到達していることから、短期的には売られすぎたと判断することができます。

日経平均株価の下値メドは?

(日経平均 週足チャート)

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また、日経平均の週足チャートを見てみると、短い期間の間に急激な下落が起こったことによる長い陰線が表れ、1万5千円を割り込むラインまで下落してきました。

前回の記事内容にもありましたが、週足チャートで一目均衡表の雲下限を下に割り込んできたことから、非常に強い売りサインが出現しています。

これまでの2年間という長い間、この週足の雲を下に割ってくることはありませんでした。

この長い期間、保たれていた環境が崩れ大きく覆された衝撃は、今回の日経平均株式市場の急激な下落からわかるとおり、想像以上の影響力を及ぼしています。

下値のメドとされる目安としては、1万5千円のラインを中心に上下へおおよそ600円くらいの幅があると見ています。

このラインの価格帯は、2014年の6月から9月の間にかけてもみ合うことになったゾーンです。

過去にこういったレンジが長期間継続した価格帯というのは、再度同じゾーンへと値が戻ってきた場合に重要なメドとなり注目されることになりますので、下げ止まるサインが出るかどうか慎重に見極めていきたいところです。

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