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日経平均の底入れはいつ?もみ合う2つの可能性(10/10)

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日経平均は底入れが近い?

現在、日経平均は8月末から継続している下落に対して、底値を探る動きをしている状況が継続していいて、徐々にですが底入れの感触が得られる形を取りつつあります。

(日経平均日足チャート)

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テクニカル的には、下値を徐々に切り上げながら直近の高値付近を意識して突破しようとする動きを見せつつあります。

少し前からですが、ローソク足は下値を切り下げているが、RSIでは下値を切り上げる動きを示していて、底入れを示す形状のダイバージェンスが発生していました。

その後、日経平均は29日に一旦底をつけてから切り返す動きを見せ、10月7日までの間に6連騰を記録すると共に、9日までで約1500円近くもの力強い上昇を見せています。

また、下降トレンドラインを超えて直近の高値に迫りつつある状況から考えても、下落トレンドの勢いは薄れてきていると判断できます。

本格的な底入れが近づいている状況にありますが、これらの背景には主な理由として、米利上げ観測が後退してしまったことによりNYダウが上昇をはじめたこと。

(NYダウ日足チャート)

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他には、連休明けから上海市場が順調な動きをしている事が主な要因とされています。

そして、6~7日に行われた日銀の金融政策決定会合の結果が現状維持となり一旦は売られましたが、追加暖和に関しては今月末の会合へと持ち越すのではないか、といった思惑が期待を高めることとなり、結果的には日経平均の上昇を後押しする形となりました。

日足チャートを見るとわかりやすいと思いますが、8月末から9月9日の高値があって、その後にくる9月17日の高値を結んだ下降トレンドラインが抵抗線として機能してきましたが、この上値を押さえていたラインを、6日にはようやく超えてきました。

今度は、このラインが下値を支える支持線として機能する可能性が出てくることになりますので、再びこのライン付近に値が近づいてくることがあれば、買い支えが入りやすい形となると言えます。

(日経平均日足チャート)

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日経平均がもみ合う2つの可能性とは?

一気に上を目指す動きを期待したいところですが、上値については2段階でもみ合う可能性のある要因を備えています。

一つは、現在一目均衡表の遅行線がローソク足とぶつかっている状態が、もみ合う可能性があることを示しているということです。

(日経平均日足チャート)

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これは、ローソク足と遅行線の距離を見て離れている場合は強いトレンドを表していて、反対に距離が近くなってくるとトレンドが小さくなり、ローソク足と遅行線が重なるともみ合い相場になることが過去のチャートを見ても明らかなので、そのように判断しています。

さらに2つ目の理由として、ここを抜けてきたとしても、今度は一目均衡表の雲が待ち構えています。

この雲とローソク足の関係でいうと、お互いに反発をしやすいといった特性を持ち合わせています。

また、重要な要素として見ておかないといけないのが雲の分厚さです。

雲が薄い場合には、わりとなんなく抜けていくことができるのですが、厚みがある雲の場合にはそこに触れると跳ね返す力が大きくなってきます。

チャートをみるとわかるのですが、先へ行くほどに雲の厚さが増してきています。

(日経平均日足チャート)

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これは、時間が経てば経つほど跳ね返す力が大きくなって、抜けるのがどんどんと難しくなり株価上昇の機会が失われていくことになってしまいます。

長くもみ合う動きが継続してしまうと、再度雲に押され下へと押し戻されてしまう可能性もありますので、そう遠くないうちに今のレンジをしっかりと超えてくることが、最低限必用な要素であると言えます。

まとめ

ここから、直近の高値をすんなりと超えてくることができれば、10月の3週目以降にかけて徐々に本格的な上昇力を取り戻していくきっかけに繋がるのではないかと考えていますので、しっかりと見極めていきたいと思います。

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